11:棚林 祐一郎

Yuichiro Tanabayashi

桜剣友会会員 剣道錬士六段

2021.10.16

緊急事態宣言も明けて稽古を再開される方も増えてきたと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょう
か。木原先生からリレーメッセージのバトンを受け取りました棚林祐一郎です。

リレーメッセージのお願いをいただいたのが、ちょうど錬士の小論文の提出前9月末で、小論文を書き終えたらリレーメッセージを書こうと一旦置いておいたら10月も半ばになってしまいました。そろそろ桜剣友会の稽古にも参加しようと思っていましたが、さすがにリレーメッセージを書かずに稽古に伺ったら後ろ指をさされそうな気がしたので、慌てて朝稽古の前日の夜に書いています。

どんな事を書こうか、しばらくぼーっと考えてみましたが、錬士の申込もあったので1年前くらいの
名古屋での六段審査について書いてみようと思います。棚林祐一郎の六段審査体験記です。

私が六段審査を受けたのは2020年11月15日で、コロナウイルスがちょっと落ち着きマスクやシールドを付けるのも定着して、それなりに稽古している時期でした。落ちるかもしれない六段審査で東京の八王子に行くくらいなら、ちょうどGoToトラベルもあったので旅行がてら遠くに受けに行こうということで、審査会場は名古屋を選びました。

六段審査ともなると全国審査となり、受審される方々は様々な思いや志を持って受けていると思いますが、私の場合はそんな深く考えずシンプルに「五段を取得してから5年経過したし受けとこう」と「30歳で一発で受かったらカッコいいんじゃない」くらいの気軽なモチベーションで挑戦しました。

また、同年代だと警察でバリバリやっている人もたくさんいるし、落ちてもドンマイくらいの気持ちです。審査に向けての稽古で意識したことは主に2つ、「打ち切ること」と「蹲踞から立ち上がっても先に行動を起こさないこと」でした。「打ち切ること」は気持ちよく打っているように審査員に見せるのが目的。

「蹲踞から立ち上がっても先に行動を起こさないこと」が特に私の中ではポイントで、普段の試合でもどうしても焦って出鼻を取られたり抜かれたりすることが多かったので、とにかく落ち着いて何があっても動じない気構えを作ろうというものです。審査の前には桜剣友会の皆様にもたくさんアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。また、地稽古では先に行動を起こさないことを意識した生意気な稽古をして、今更ですが申し訳ございませんでした。

審査の前の週に別でGoToトラベルで温泉に行って稽古をサボったり、審査前日も稽古せずに早めに名古屋に入ってひつまぶしを食べたり、かなり気の抜けた準備でしたが、むしろ私としてはそのくら
いの方がリラックスして臨めたと思います。また、審査当日は結局警察官もおらず、とんでもないレベルの方がいなかったのも良かったです。

当日の立ち合いは正直よく覚えていませんが、1人目は面、小手、胴すべて決めることができ、2人目は少し手こずりましたが確実に面は一本取れた記憶です。第1会場の第2組だったので午前中の休憩時間に実技の合格発表も終わり、すごい流れ作業で形の審査。特に形は桜剣友会の朝稽古で形を毎週やれていたお陰で、気持ち的にもかなり余裕でした。他の受審者のレベルを見ても、桜剣友会で形をやっておいて本当に良かったと思いました。桜剣友会の形の稽古は間違いなく高いレベルにあると思います。

ということで特に波乱もなく、スムーズに合格してしまいました。何もなければ次は36歳2026年の秋に七段審査を受けることができます。今と同じようにコンスタントに稽古ができるか分かりませんが、今できることを確実に積み重ね、七段も一発で合格できるよう精進します。また、散文的な文章になってしまいましたが、これから審査を受ける方に少しでも参考になればと思います。

リレーメッセージの次の方は別途連絡します。次のリレーメッセージもお楽しみに。

2021年10月16日 棚林祐一郎

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10:木原 秀元

Hideyuki Kihara

桜剣友会会員 剣道錬士六段

2021.09.13

桜剣友会の皆様、ご無沙汰しております、⽊原秀元です。⾦⽥先⽣からご指名頂きましたので、僭越ながらリレーメッセージへ寄稿させて頂きます。

このリレーメッセージの⽬的は、コロナ禍で対⼈稽古ができない中、桜剣友会の皆様の過ごし⽅、また改めて剣道を⾒つめ直した所感等を報告し、共有するものかと思います。この⽂章を書いている9⽉中旬も茨城県は緊急事態宣⾔が発令中であり、⻑期の稽古中⽌を余儀なくされています。しかしながら、私は去る4 ⽉に宮城県仙台市に単⾝赴任となり、幸いなことに桜剣友会の皆様に⽐べ、対⼈稽古の機会を多く持つことができております。私が単⾝赴任となったことで家族にも負担をかけていますので、桜剣友会の皆様と家族に申し訳ないと思いつつ、今の状況に感謝を忘れずに稽古しております。

以下、本来の主旨とは異なりますが、仙台での稽古の様⼦を報告させて頂きます。現在、2 か所で稽古しています。1 か所⽬は、仙台市武道館で⾏われる稽古で、⽔曜⽇と⾦曜⽇に開催されています。2 か所⽬は、仙台市内の中学校の武道館をお借りして⾏われる稽古で、⼟⽇および祝⽇に開催されています。どちらも七段以上の先⽣⽅が元に⽴たれ、六段以下が掛かっていくというスタイルです。同じ⼋段の先⽣がしばしば指導に来られるのですが、私は参加した時はほぼ毎回稽古をお願いすることができます。⼤体いつも掛かり稽古みたいになってしまうのですが、稽古後に「良くなってきたよ〜」と具体的なコメントはなく、褒めて伸ばされているのだなと⾃分に⾔い聞かせております(笑)。

出稽古に⾏った時など、皆様も経験があるかと思いますが、⾒取りをしていて、すごく激しい稽古をされている先⽣がいらっしゃって、さぞ若い⽅なのかなと思っていると、⾯を外された時、結構お歳を召していてびっくりする(済みません)ことがあります。仙台でも同じことが多々あり、⾃分も(もうほんの近い将来ですが)そのようにありたいと思います。

私は4 年前にも広島に単⾝赴任し、赴任先で稽古をしていたのですが、その時、また仙台に来てからも、桜剣友会で実践していたことで⾃慢(?)になることが2つあります。⼀つは⾯付けの速さです。桜剣友会の中では決して早くはないのですが(五⼗嵐先⽣、草⼭美和⼦先⽣という両巨頭がいらっしゃいますので(笑))、広島でも仙台でもほぼ⼀番です。もう⼀つの⾃慢は、先⽣⽅からの指導のお⾔葉に「はい」とすぐに返事ができることです。これも桜剣友会の皆様には当たり前のことかもしれませんし、私も無意識に「はい」と返事する習慣が⾝についているようです。ほんの些細なことかもしれませんが、こういうことが⾃然に実践できているということで、どこに出稽古に⾏っても気後れせず、また謙虚な気持ちで稽古ができているのだと思います。桜剣友会には本当に感謝しておりますし、誇りに思っています。

いつの⽇かコロナが収束し、皆様と楽しく、そして激しく稽古ができる⽇を⼼待ちにしております。その⽇が来るまで、皆様どうぞご安全に!

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09:竹之内 敬人

Takato Takenouchi

桜剣友会会員 剣道錬士六段

2020.06.16

桜剣友会の先生方、皆様

いつも稽古ご指導いただきまして有難うございます、竹之内です。桜剣友会に入会してまだ3年の若輩者で、大変恐縮ではございますが、私の近況につきまして少しご報告させていただきます。

今年3月から約3カ月半という長期の活動自粛となりました。これまでにも稽古の中断は多々経験してはおりますが、今回のような新興感染症での中断は初めてであり、いろいろ考えさせられました。今後は、自分が感染しないこと、万が一の場合に自分から他の人に感染を広げないことを常に意識しながら、日常生活を送りたいと思います。

本日より新しい生活様式での稽古再開とのことですが、感染症対策や体力面など多くの不安があるのが正直なところです。特に、面の下にマスクを着けるということには、夏場の熱中症も含めて不安が大きいです。

自粛期間中には軽いジョギングをしておりました。マスクが貴重でしたので、面タオルで鼻と口を覆って走るのですが、結構負荷がかかると感じました。疲れて大きく息を吸うと、軽い生地が鼻の穴や口に吸い込まれて一瞬窒息のような状態になり、パニックのように感じました。徐々に慣れてはくるのですが、それでも運動の途中で急に吸い込むとびっくりすることがありました。

このような経験から剣道用マスクも、林先生ご指摘のように、鼻の下辺りを少し立体的にして、急な吸い込みが起こらないような構造にすることが重要ではないかと思います。稽古の時にはどうしても力が入ってしまうので、突発的な窒息状態をつくらないようなマスクの工夫が必要だと思いました。

先週土曜日より、私の所属している自燈剣道スポーツ少年団も稽古再開に向けて始動しました。まずは、林先生から直接のご指導をいただき、その場でアイガード・マウスガードを取り寄せて頂きました、有難うございました。私は、久しぶりに道場の床の上で10分ほど正座したのですが、軽いギックリ腰のようになってしまいました。通常業務を久しぶりに1週間こなした後だからなのかわかりませんが、先が思いやられます。

私自身、もともと少し引きこもり気味の性格ですので、自宅待機はそれほど苦にはなりませんでした。ヤミ出勤も禁止され完全に在宅勤務でしたが、メール対応だけでも意外とやることが多く、持出用パソコンの小さな画面で老眼のため悪戦苦闘しておりました。年齢的にも職場での雑用がかなり増えて、時間になかなか余裕がない状況ですが、新しい生活様式の中で自分なりの剣道スタイルを見つけていければと考えております。

とりとめのない文章で失礼いたしました。また稽古に参加させていただきたいと思います、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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08:西村 聡之

Toshiyuki Nishimura

桜剣友会会員 剣道錬士六段

2020.06.09

緊急事態宣言が解除され、徐々に自粛緩和が始まり、人々が社会が活動を再開し始めました。

市内の体育施設の使用も始まりつつあり、柔剣道場の使用も6月8日から再開とのことで、そろそろ剣道の稽古を始められる環境は整いつつあります。

6月4日に剣道の再開に関する全日本剣道連盟のガイドラインが示され、日常生活おける基本的な諸注意、稽古時に3蜜にならないことに加え、面マスクの着用が飛沫飛散防止に有効であることが科学的な根拠をもとに示されました。このガイドラインに従い、6月10日から稽古を始めることができるようになりました。しかし、自分自身の気持ちは稽古を再開するだけの準備ができていないように感じます。

この3か月ほど、対面の稽古は自粛になっていました。対面での稽古は、相手と真正面から向かい合って気合を発しながら行うという剣道の特性上、感染のリスクを高めることになると考えます。外出自粛でつくばから出る機会はこの2ヶ月ありませんでしたが、自粛緩和により、会議等で都内に出かける機会は増えると思われます。

自分自身が感染する可能性は高くなります。同様のことは稽古の相手をしてくださる方にも当てはまります。感染リスクが自粛中よりも高い人同士が感染リスクの高い活動をするということに、強い不安を感じます。科学的根拠に基づく感染対策を講じたとしても、その効果は100%ではありません。プロの集団である病院でクラスターが発生していることから、どんなに対策をしても感染してしまうことがあるのだと思います。

自分自身は、高齢者ではありませんが、リスクが高いといわれている基礎疾患があります。感染して重症化すれば命に関わると考えると、対面の稽古をする気持ちの準備が整いません。コロナと剣道をする環境が整ったと自分なりに納得できてから、稽古を始めたいと考えています。

6月から学校が再開され、スポーツ少年団の活動もいずれ再開されます。子どもたち、保護者の方、指導者の安全を確保しつつ、どのように稽古を再開するか、どんな稽古ができるのか、これも大変不安です。

コロナと共生する中での新しい剣道を考えていかなければいけないのでしょうか。

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07:永田 文子

Fumiko Nagata

桜剣友会会員 剣道五段

2020.06.02

桜剣友会の皆様

いかがお過ごしですか。
永田文子と申します。

私は桜剣友会でのお稽古よりは至誠会さんで基本からご指導を賜り稽古をいただいています。
緊急事態宣言が解除され、気持ちが少し開放されましたが、テレビで第2波への警戒やクラスター発生などの報道を聞くと 感染予防対策に配慮した生活を今後も続けなければならないと思います。

対人稽古ができない現在の私の剣道に関する生活をお話します。
まず 時間に余裕ができたので、YouTubeで剣道に関するチャンネルを見るようになりました。
有名な高段位の先生、全日本剣道連盟、剣道YouTuberのチャンネルなどです。閲覧していると その技ができるような錯覚に陥り、稽古再開したときに是非披露できたらと思い、三段の息子相手にやったことのない技を外で練習していますが、首を傾げられています。(笑)

その他、所属をしている栄剣道の団員の小中学生(保護者)とグループライン(LINE)を作り、週3回 決まった時間枠になりましたら 決められた素振りのメニューや体幹トレーニングの様子を写真に撮って各人UPする ということをやっております。
テレワーク素振りと名付けています。

参加者は21名ほどで、一人じゃないんだという連帯感があります。
その日時になると 義務感に押されてやらざるを得なくなります。
怠け者の私にとっては大変助かっています。

また、窓に映った自分の素振りの姿を見てイメージと違っていると反省しています。
今後、剣道の3密を回避するためにどのような対策をしたら良いかを 剣道連盟やスポーツ協会などの情報を参考に考えたいと思います。
新しい剣道の稽古環境や体系が早く位置づけされるといいと思います。

最後に添付した写真を説明いたします。
栄剣道で団員たちが自主練をしている打ち込み台です。
各家庭で工夫して作られました。親御さんたちの熱意が伝わってきます。
ご参考までにご覧ください。(ご披露の許可はいただいています。)

また皆様にお稽古をいただける日を心待ちにして自宅での体力維持、素振りを頑張りたいと思います。
皆様もどうぞお元気にお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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06:富樫 哲夫

Tetsuo Togashi

桜剣友会会員 剣道教士七段

2020.05.30

稽古休止期間も3か月になりました。今後もしばらく続くと予想されますが、皆さん各自で体がなまらない様なトレーニングをしていることと思います。

私もこの様に長い休みは初めてです。2011年の東日本大震災時でも、休みは2か月半でした。
稽古再開後は、皆さん張り切りすぎないように、ケガをしないように十分に注意しましょう。そのためにも毎日の素振りやトレーニングを怠らないようにしましょう。

さて、事理一致の「事」の方はそうゆうことで、ここでは「理」の方の参考として、私が20~50歳代に読んでとても参考になった本を紹介します。

剣道関係の本は皆さんお持ちでしょうが、ここでは空手の先生の武道・空手・弁証法関係の本を紹介します。
空手も剣道も武道です。その上達法が詳しく書かれています。それを剣道に置き換えて考えて考えて実践することにより、自分にとって非常に勉強になり、体を使う上で大きな考え方の眼が開かれました。興味がありましたら是非読んでみてください。

下記に示す本は1972年初版から始まり1998年までの本ですので、絶版になったものもあります。

南郷継正著
空手家、日本武道空手玄和会創始者および師範、日本弁証法論理学研究会主宰。
1933年生 三一書房出版
• 武道の理論(1972.01.31)
• 武道の復権(1975.05.31)
• 武道への道(1979.03.31)
• 武道修行の道(1980.03.31)
• 武道の科学1991.05.15)
• 空手道要綱(1992.09.30)
• 武道とは何か(1977.12.31)
• 武道と認識の理論Ⅰ(1990.10.31)
• 武道と認識の理論Ⅱ(1991.11.30)
• 武道と認識の理論Ⅲ(1995.11.30)
• 弁証法・認識論への道(1994.03.31)
• 武道と弁証法の理論(1998.02.31)

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05:草山 美和子

Miwako Kusayama

桜剣友会会員 剣道五段

2020.05.26

桜剣友の先生方、皆様

ご無沙汰しております。お元気にお過ごしのことと存じます。

緊急事態宣言が解除されたものの、林先生のリスク度チェック表で計算すると剣道はリスクの高い種目ということのようで、稽古再開はもう少し先なのかもしれないと個人的に思っています。

この季節、土曜日の午前中は筑波大の公開講座があって、そのあと県の稽古会がありました。日曜日は朝稽古に行くために朝4時半に袴を履いて水戸の講習会に出る日など夕方までずっと剣道着で過ごす日だってあったのに・・と考えると、何もない週末にあらためてビックリしてしまいます。

しかし、稽古が再開する日はいつか必ず来るのですから、その時になって「あれれ?こんなはずでは?」とならないよう、休日は主人と二人で近所をウォーキングしています。

今の住まいに引っ越して27年になりますが、近所にこれほど美しい景色が広がっていることを知りませんでした。人影のない小径を入って行けば大きく育った木が枝を張り、初夏の花があちらこちらに咲き、時々遠くからウグイスの鳴き声が聞こえます。立派な門構えの農家がたくさんある地帯にはもう半分くらいは読めなくなっている昔の道標が歴史を主張しています。

2月末までの、朝起きて朝食を食べて出勤、時間に追われて仕事、そのまま道場に直行して夜遅くに帰宅、早く早くと家族をせかして夕飯、ほうほうの体で就寝という日々に「近所を歩く」という選択肢はありませんでした。余裕がなかったのだと、初めて気がつきました。

「稽古ができないこの時期にこそ得られる何かをみつけよう」というメッセージを見かけるたびに、私の場合は27年かけても見つけられなかったものを見つけたことかもしれないなと思っています。

景色に見とれて「ウォーキング」のはずが「散歩」になっていないか、そこが唯一心配の種です。やはり「こんなはずでは!」と道場で叫ぶことになるような気が、ちょっとしています。

稽古再開までどうぞお元気で、またお稽古いただける日を楽しみにしています。
ヘナチョコ度が増していてもどうかお許しください。

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04:糸賀 睦夫

Mutsuo Itoga

桜剣友会会長 剣道教士七段

2020.05.19

皆様、如何お過ごしですか。新型コロナウイルス対戦の為、我々剣道人も、国民の一人として自粛(密閉・密集・密接)に協力し、自分の健康は勿論、他人様にうつす事の無いように努めている事と思います。

我々剣道人の中には、剣道の稽古が出来ないと、嘆いている剣士も居るかも知れませんが、剣道は防具をつけ・竹刀を振り・対人競技だけではありません。

皆さん周知の通り、剣道の理念として「剣の理法の修錬による人間形成の道である」と規定されています。此の自粛の期間は、改めてマナーや言葉遣いに、常識・道徳観を磨き、他人に迷惑をかけない人になる事の修行の時間ではないでしょうか?修業でなく修行であり『刀法・身法・心法』の心法を磨く事ではないでしょうか?

例えば、武術を創出した創始者(宗家)の生き方・考え方・心・人なりを学ぶ事でもあると思います。又「士」とは何、「武士道」とは何、「サムライ」とは何とか思いにふける時間かも知れませんネ。

今、メディアが沢山の先生から、コロナウイルス対応についての批評を展開していますが、我々は、コロナウイルス対戦に尽力されている医療関係者・規則や手続き等の公布や交付をされている方々に対して、支えいく者であると思います。
上記のかたがたは、それぞれの立場で任務を一所懸命遂行しているのです。文句を付けずに協力支援する一人になりたいと思います。

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03:林 明人

Akito Hayashi

桜剣友会会員 剣道錬士六段

2020.05.13

林です。

応援メッセージ!?の散歩&素振り ひとり稽古の動画を作ってみました。
https://youtu.be/g-ATkmBcAUg

ひとり稽古で自分の剣道を見直しましょう。
体がなまらないように運動しましょう。
人との接触を断ちながらも、 人とのつながりを持ち心に潤いを持ちましょう。

今のうちに、竹刀・防具も点検しましょう。
子どもたちにも応援メッセージ送りましょう。

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02:椛島 悌蔵

Teizo Kabashima

桜剣友会会員 剣道教士七段

2020.05.12

皆様、お元気のことと思います。新型コロナ感染症、試練が続きます。豊かになった現代社会の疫病です。忍者のようなウイルスです。政府、専門家会議などの対策に従って、自分の命と大切な人の命を守りましょう。

緊急事態宣言から三週間、流行状況の変化について忽那賢志(くつなさとし)先生の簡潔明快な記事がありました。参考になります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200429-00175924/

私事ですが、勤め先の病院で、この数年インフルエンザ院内集団感染の発生が続き皆苦労していました。昨年末から、家族の面会を制限したり、職員に人混みを避け感染者にならないようにと、インフルエンザ感染対策に力を入れていました。

1月中旬に、突然「武漢肺炎」の情報が伝わり、すぐに外来診察対応が厳しくなりました。発熱の患者様は、電話で状況を確認後、当病院の役割を伝えた上で、午後に病院駐車場での車内診療に切り替えました。インフルエンザの検査は、手技上新型コロナウイルスの飛沫感染の原因になるので中止しました。

感染対策班は、マスクの配給を管理し、フェースガードをクリアーファイルを利用して手作りして、今後感染拡大に備えています。このような現状ですが、情勢が刻一刻と変化するため、確かな見通しはつきません。

Stay at Home  Social Distance これらを守り、ウイルスも減衰を期待したいものです。桜総合体育館の柔剣道場の予約の作業は中止しています。桜剣友会、至誠会から「剣道、居合道再開」の指示が出ましたら、予約に赴きたいと思います。

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01:金田 重保

Shigeyasu Kaneta

桜剣友会幹事長・副会長 剣道錬士六段

2020.05.06

桜剣友会の稽古が中止となりまた剣道の稽古も全剣連からの自粛要請で出来なくなって2カ月が経ちました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎週火曜日に稽古会で会っていた剣友との交流が無くなり寂しくなってきた感じです。そこで、会員のリレーメッセージを始めたいと思い付きました。火曜日に発信していきます。返信・突っ込み(いいね!も)など応じ・返しを期待しています。

先ず隗より始めよ、ということで私の近況です。
私のひとり稽古は、体操(ストレッチと筋トレ:日曜日の朝稽古会でやっていること)を15分、素振り(一刀流の木刀で)を200本、全剣連お勧めのアイソメトリックトレーニングと体幹トレーニングを15分です。昼休みのランニングは日課としています。最近始めた体幹トレーニングの強度を「高強度」で行ったところ、筋肉痛を起こしました。痛みが治まったので、中強度で再開しました。
https://www.youtube.com/watch?v=fkO7mZFSu_M

対人での稽古ができませんので、楽しくはありません。でも鎌倉時代の武士は、朴訥(ぼくとつ)にひとり稽古で士気を養っていたということです。『鉢の木物語』ではありませんが、語り草になっていますね。ホームページを見つけて読んでみました。
https://www.tmo-kuzuu.com/
葛生の魅力/民話と伝承/2-鉢木物語/

昔の話というのは、印象付けるためなのでしょうか、起源から始まりことの発端から長々と書き綴っていますね。要約文も他のサイトで読めますが、人の一生に関わることですから、このようになるのではないかと考えさせられました。

稽古とは、古を考えるということ、人の為せる技(業)を己も出来るかどうか、どのようにして為しているのか、など考察するのですよね。今対人での稽古が叶わないので、考えることで心を充足する時だと思いつつ、ひとり稽古を続けています。

仕事は、茨城県の緊急事態宣言以来、テレワークしています。でも昨日は出勤して面接審査会(ビデオ会議)でした。不要不急ではなく、やらねばならないものでした。事務室は閑散としていまいたが、業務室は輪番で出勤して郵便や所内便などの対応をしており、こうした方々に支えられているのだと改めて思いました。

テレワークとは言っても常時何かをしているかというとそうでもなく、退屈な時間もあります。最初の頃はチャットで職場の人と会話して楽しんでいましたが、飽きるが早かったです。まさに今は我慢のときです。
では、また、再開(再会)をお待ちしています。よろしくお願いいたします。

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